イルフロデビューまであと少し。
5月の終わり、エルス中之島のショップリニューアル記念イベントが行われました。テーマは「中之島から発信するライフスタイルー衣食住+アート」。アートの展示即売会が連日行われる中、6/3トークイベントには参加者全員にイルフロッタントをご試食いただきました。
今回のイルフロッタントは、フランスで修行を積んだパティシエによる新レシピ。地卵の滋味を存分に引き出したアングレーズソースはこれまでのレシピと比べれると。ヴァニラは香り高いマダガスカル産。まさにレストランでいただくデセール級のソースです。メレンゲは表面に凹凸を残した岩型。島のイメージをそのまま演出しました。
トッピングはチュイールダンテル、ナッツの薄焼き煎餅のようなものを適量。通常アーモンドスライスがトッピングに使われることの多いイルフロッタントですが、一手間かかった香ばしいナッツの焼き菓子が加わることで風味が増し、見た目も華やかになります。
サービスのポイント:
この時の器は、口が斜めに開いた小鳥の巣のような形。レストランのデセールで時々見かけるガラス食器です。テーブルに着席していただくのではないので、植物柄のグリーンのナプキンを添えました。スプーンはステンレスに黒の焼き色。器に合わせて小さいサイズを選びました。
お菓子で学ぶフランス語:
イル・フロッタント=浮かぶ島。セーヌに浮かぶシテ島やサンルイ島も中之島と同じく「浮島」です。
アングレーズソース=フランス語ではひっくり返してソースアングレーズというのが正式。イギリス風のソースという意味です。
チュイールダンテル=ダンテルはレースを意味します。レースという名の通り薄く透けて見えるほどの焼き菓子。チュイールは屋根に使われる瓦。熱を加えて瓦のようにカーブを付けることが多いのでその名がついたとか。