イルフロッタント x 季節のフルーツでパフェ仕立て

イルフロッタント+シャインマスカットで簡単パフェ

シャインマスカットの美味しい季節です。シャインマスカットはコロンとした美しいビジュアルもさることながら、甘みが強く皮ごと食べられるので、パフェの主役にぴったりです。当店のイルフロッタントと合わせると簡単なのにとっても贅沢なパフェになります。

イルフロッタントは、「浮かぶ島」という名前の通り、フランスではサービスする際は伝統的にやや大き目のスープ皿を使いますが、今回、アングレーズソースは半解凍のアイスクリームの状態で用いてパフェにするため、器は底の深いグラスを使います。

パフェは見栄えの要素に高さが必須なので、ムラングを半分に切って1つはグラスの底に敷き、台にします。予め半分に切った大粒シャインマスカットをグラスの外側に断面が見えるように縦に配置。内側にアングレーズアイスをスプーンで高く盛り付けていきます。

盛り付けの彩りに、巨峰も1粒用意しておくとアクセントになります。最後に残り半分のムラングを、先の尖った方を上にして頂きのように載せればパフェの完成です。

パリのパティシエから教わったコツは、香りづけ。シャインマスカットはそのままで十分美味しいのですが、香りはほとんどありません。そのため、バジルやライムなど、強い芳香のある素材を最後にちょい足しすることで、味、見た目、香りの三拍子揃った大人なデザートに。

新鮮なバジルリーフは葉の形やサイズの合うものをトッピング。ライムは絞りやすいスライスにして添えても良いですし、あらかじめシャインマスカットに少し絞っておいてもいいですね。ただし、湿気に弱いムラングには直接かからないように気をつけてくださいね。

*今回用いたグラスは、ベルギーの骨董市で見つけたもの。ハンドカットでチューリップのような模様のシンプルなデザイン。

アンティークハンドカットグラス